令和元年9月3日(火)~5日(木)にかけて、公立大学学生ネットワークが主催する、”LINKtopos2019″(令和元年度全国公立大学学生大会)が開催されました(LINKtoposについては、こちらをご覧ください)。例年、公立大学協会の主催する”公立大学学長会議”と並行して開催されていましたが、今年度は別日程での開催となりました。
今年度で7回目を迎える本大会は、高知県立幡多青少年の家を会場とし、全国29の公立大学から140名以上の学生・教職員が参加しました。
”LINKtopos”の原点に立ち返って「防災・減災」をテーマとし、南海トラフ巨大地震の被害想定において日本最大の津波高を推計された高知県黒潮町を舞台に大会を開催いたしました。
初日は、各大学・地域での日々の活動をポスターセッション形式で報告し合い、意見交換・経験交流が行われました。
二日目は、甚大な被害が予想される黒潮町で防災対策を進める大西勝也町長からの講演、また津波避難タワーへの登頂などのフィールドワークを踏まえ、以下の3つのグループに分かれてワークショップが行われました。
班1 防災イベントを立案する <話題提供者:特定非営利活動法人 NPO砂浜美術館 デザイン室 西村優美様>
班2 災害時の情報を正しくわかりやすく伝える方法を考える <話題提供者:株式会社高知放送 報道制作局長 竹島章記様>
班3 学生にとって必要な防災教育とは何か <話題提供者:兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科 教授 森永速男様>
また、学生が行うワークショップとは別に、公立大学の教職員らが参加する”教職員LINKtopos”も開催しました。参加者は大学の地域活動等に関する意見交換のほか、HUG(避難所運営ゲーム)の体験を通じて、災害時に避難所となり得る大学の教職員の立場から避難所運営について学びました。
三日目は、ワークショップの成果報告ののち、参加者が地区別に集まり、今後の交流の可能性(地区別LINKtopos)について話し合いました。
当日は、RKC高知放送、黒潮町ケーブルテレビ放送(IWKTV)からの取材により、ニュース番組等で大会の模様が放送されました。
鬼頭宏会長(静岡県立大学長) |
ポスターセッション |
大西町長講演 |
野嶋佐由美高知県立大学長 |
フィールドワーク(津波避難タワー) |
集合写真 |