大学入試センターより、標記の件について周知の依頼がありましたので、以下のとおりご案内いたします。
○ 趣 旨:
新型コロナウイルスの感染爆発は、瞬く間に全世界規模で拡大しました。その災禍は、多くの尊い人命を奪い、経済活動を脅かし、社会基盤をも揺るがして、ただならぬ痛手をもたらしています。その禍の中、大学入試をめぐる状況も例外ではなく、各国でコロナ禍への緊急対応を余儀なくされました。
本シンポジウムでは、アメリカ、イギリス、フィンランド、韓国、そして日本のコロナ禍での大学入試における対応と社会的インパクトについて、それぞれの国の教育制度に造詣の深い先生方に解説していただきます。各国の入試での危機対応策に、どのような社会的評価がなされたのかという観点から、各国の
社会文化が「大学入試にもとめているもの」を探ると同時に、各国の公平性・公正観の違いについての議論を深めることを目指します。
○ 日 時:2021年11月14日(日) 13:30~17:30
○ 開催方法・定員:Zoomウェビナーを使用したオンライン開催、定員800名(先着順)
○ テ ー マ:『COVID-19の災禍と世界の大学入試』
○ プログラム:
開会挨拶 山本廣基(大学入試センター理事長)
研究報告 報告1:「コロナ禍で揺れるアメリカの大学入学者選抜」
福留東土(東京大学大学院教育学研究科教授)
川村真理(文部科学省科学技術・学術政策研究所上席研究官)
報告2:「コロナ禍におけるイギリスの大学入学者選抜の現状と課題
―GCE-Aレベル試験の中止と代替措置を中心として―」
飯田直弘(北海道大学高等教育推進機構准教授)
報告3:「フィンランドの大学入学資格試験の混乱と対応」
小浜 明(仙台大学体育学部教授)
報告4:「韓国の大学入試におけるコロナ禍対応」
田中光晴(文部科学省総合教育政策局専門職)
報告5:「日本の大学入学者選抜システムに対するCOVID-19のインパクト」
沖 清豪(早稲田大学文学学術院教授)
司会/内田照久(大学入試センター研究開発部教授)
花井 渉(大学入試センター研究開発部助教)
全体討論 「大学入試における危機対応のあり方を考える ―社会情勢や試験文化をふまえて―」
パネリスト:福留東土・飯田直弘・小浜 明・田中光晴・沖 清豪
司会/倉元直樹(東北大学高度教養教育・学生支援機構教授)
閉会挨拶 大津起夫(大学入試センター試験・研究統括官)
○ 参加申込:申込は、こちらをご覧ください。
○ 主 催:独立行政法人 大学入試センター
詳細は、大学入試センターWEBサイトをご覧ください。